頑張らないために頑張る

ゆるく頑張ります

チュートリアルを卒業したくらいが一番ツラい

Posted at — Apr 4, 2019

チュートリアルってあるよね

どんなプログラミング言語やライブラリやフレームワークでもあるもの、チュートリアル。ものによっては、チュートリアルという名前じゃなくて「Getting Started」とか書かれたりもする。そして大抵の人がチュートリアルに触れて、場合によってはちょっと値を自分流に編集したりして、対象の雰囲気や実装のしかたをざっくり掴む。そして、それをもとに「実際自分が作りたいもの」を目指していく。

文章として記述するとこれだけなんだけど、自分はチュートリアルをやった直後にモチベーションがガクッと下がる。さすがに折れるまでは行かないんだけど、再起するのに苦労する。

なぜなんだぜ

結論から言ってしまえば、チュートリアル卒業レベルでは作りたいものは作れないから。

何言ってんだ

「チュートリアル」は、基本的にほんの触りだけを「こんな感じで使うんだぜ」って紹介するもの。だから内容としては薄かったり、しょぼかったりする。仕方ない、「触り」だもの。「自分が作りたいもの」は、既存の製品やサービスだったり「すでに稼働しているスゲーやつ」を見た後で、「特定の問題やニーズを解消したい」あるいは「似たものを作りたい」という風に発生する感情だったりする。

大抵はこの感情が発露する時点で、中途半端に目が肥えていたり、利用する側としての経験値を得てしまっている。

たぶん、これが問題なんだ。

だからどういうことだってばよ

中途半端に目が肥えてしまった上に、なまじ既存サービスが利用できてしまうため、チュートリアルに毛が生えたレベルでは下記の感情に対処しにくい。

あー・・・なんて言えばいいのかな

こんな例えはどうだろう。

ふと、「アクションゲームを作りたい」と思ったあなた。そう、そこのあなた。どうして作りたいと思った?アサシ〇クリードとかプレイして、「面白えー!すげー!俺も作ってみてー!」って、そう思ったんじゃない?「これで俺も『クリエイター』で『ミリオネア』だぜー!うひょー!」とか、人と場合によっちゃ思ったんじゃない? そして、その感情迸るままUnityのチュートリアルに触れたりしちゃってるんじゃない?

あるいはTwit〇erにほんのちょっとした不満のあるあなた。そう、あなた。確かにTwit〇erは、興味のあるカテゴリだけ抽出してタイムラインに流すのは難しい。うん、その通りだ。プログラミング関係でフォローした人が、プログラミングのことだけツイートすることってあんまりないよね。場合によっては旅行のことだったり、引退するスポーツ選手のことをツイートしてたりする。 だから「カテゴライズして必要な情報だけタイムラインに流したいな。そういうサービス作ろうかな」って思ったりするんじゃない?そして「動作が軽いって評判のGolangやってみるかな」って思ったりして、Gopherに見守られながらチュートリアルをやってみたりしてるんだよね?

オーライ、そこで質問なんだけど、そのチュートリアルってアレク〇オスが画面を縦横無尽に動き回るような、そんなアグレッシブで派手なチュートリアルかな? あるいは、Bo〇tstrapなんかのフレームワークよろしく美しくデザインされたUIにいろんな機能がモリモリ実装できるような、そんな洗練されたチュートリアルかな?

そして何より、チュートリアルを卒業したあなたは、卒業したての今、まさにこの瞬間、どんなものを作れるのかな?見た人が、利用した人が、プレイした人があっと驚き感動し熱中するようなものだろうか?

そんな訳がない。そんな訳がないのだ

現実に立ち返る

昨今あらゆる機能や情報が提供されるwebサービスにおいても、ジャンルが細分化されまくってるゲームもスマートフォンのアプリにおいても同様のことが言える。 自分よりずっと知識も経験も技術も熱意も、場合によっては将来の時間すらも持ち合わせた先人たちがいる。そんな一騎当千の偉人たちが綿々と作り上げてきた実績を見た、一介の雑兵ができることなどたかが知れているんだ。

どうしろって言うんだ。


オーライ、わかった。やればいいんだろ、やれば。とにかくやるしかないんだ、悩んでる時間も惜しいんだ、おっさんはさ。

・・・というわけで、日々の学習内容を書いたりトラブルをメモったり、たまに全然関係ない記事を書いたりする予定。どうぞ、よしなに。

comments powered by Disqus